大西羊『作文集』

作文を書きます。小説も、書くかもしれません。

天から降ってくるものども

あたまがかたい、れんがの、ように。

あたまがかたい、れんがの、ようだ。今日は予定がなくなったために一日を家で過ごしていた。もちろん外に出てもよかったのだけど、足がぱりぱりの筋肉痛で、まるで動けやしなかった。窓向こうの雲を数えることが、今日の僕のせいいっぱいだった。

 

こうした作文も含めて、何かを書くときにはやはりアイデアが必要だ。アイデアは希少である。求めているが、なかなかやってこない。人にもよりけりだが、まったく思いつかないなんてこともあるかもしれない。自由創作の機会において、どうしようもなく困ってしまうときがあるかもしれない。

そして、今日はそのアイデアがまったく枯渇してしまっている。本当にゼロなのだ。枯れてしまったオアシスなのだ。雨が降ればまた湧き出るが、それまでは乾き続けるのだ。そう、作文に何を書けばいいか、まったく思いつかないのだ。まあ、何を書かなくてもいいのだけど。

 

ということで、今日やったことを書こう、と思う。

今日は音楽を聴いていた。いつも通りだが、非常に健やかな過ごし方だ。

まず、バンド・エイドの「ドゥゼイノウイッツクリスマス?」を聴いた。すごく良くて、ちょっと泣いた。それからいくつかクリスマスソングを聴いた。外では雪が降っていた。「ドゥゼイノウイッツクリスマス?」の他にはジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」が良かった。

なんというのだろう。この二曲は、あまりクリスマスを念頭に置いていないのかもしれないと思う。クリスマスという舞台のうえで、他の伝えたいことを歌っている、少なくとも僕はそう聞き取った。ただ、伝えたいことはクリスマスの夜に匹敵するほど素敵なものに違いない。

 

「ドゥゼイノウイッツクリスマス?」

youtu.be

 

バンド・エイドのつながりで、ライブ・エイドに関する記事を見ていた。十回くらい映画「ボヘミアン・ラプソディ―」の話題が出てきたので、ライブ・シーンを見返した……いったいどうしてこれほど素晴らしいのだろう? そう思った。映画のものと、実際の映像をそれぞれ見た。これも極めて素敵で、少し泣いた。今日はよく泣く。

 

それからパスタを茹でて、「FEZ」というゲームをした。どちらも平凡だった。それからちょっと眠り、欠伸で泣いた。アジフライをとなりで買ってきてレンチンをして食べた。作文のアイデアを考えてみて、諦めた。平々凡々な一日だった。

 

千字に足りない。千字は欲しいと思う。千がいい数字だと考えているからだ。ミレニアムが好きであり、千も好きだ。ミレニアムの夜に、アイロンをかけていたい。

そして千字になったので、三尾目のアジフライに取り掛かる。じゃあね。